(社)全日本鍼灸学会愛知地方会
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研究班紹介

 
不定愁訴班 4

不定愁訴班 班長 石神龍代
 
 不定愁訴班が昭和61年に現名誉会長の黒野保三先生を班長として発足以来、多くの臨床医学的研究が行われてきました。
 今回は(社)全日本鍼灸学会研究委員会不定愁訴班黒野保三班長の作成した不定愁訴カルテの有用性についてご紹介します。
 初診時に健康チェック表を使用することによって、来院患者の診断及び治療計画をより正確に立てることの可能性については「不定愁訴に対する鍼灸治療の検討」の中で、安藤由紀、黒野保三先生等が述べています。
 実際、初診時に健康チェック表をつけて頂くことにより、主訴以外の健康状態について、それを基にして、より詳細な問診を行うことができます。例えば、40番の「月経のとき、体の具合がわるい」、41番の「月経不順」にチェックがあれば、月経困難症を疑い、月経困難症状質問表を使用して経過観察が行えます。また、現在、約5人に1人の割合で睡眠に問題を抱えている人がいるといわれていますが、32番の「寝つきがわるく、眠ってもすぐ目をさましやすい」、33番の「寝つきはよいが、夜中や早朝に目をさましやすい」、35番の「朝起きたときに体がだるい、または午前中だるい」、38番の「夢をよくみる」にチェックがあれば、睡眠障害を疑うことができます。
 婦人科疾患班鈴木裕明班長等が、不妊症患者に対して不定愁訴カルテを使用して研究したところ、初診時における不定愁訴指数が高い人程、妊娠に至りにくい傾向にあること、また、不定愁訴に対する鍼治療の有効性や、不定愁訴の減少が妊娠に好影響を及ぼしていることが示唆されました。(詳細はこちら
 疼痛疾患班河瀬美之班長等は、腰痛と不定愁訴カルテとの関係について研究しており、腰痛の罹病期間が短期より長期の方が不定愁訴指数が高い傾向にあること、また、不定愁訴指数が重症化するほど、腰痛が改善しにくい傾向にあることが示唆されました。(詳細はこちら
 また、筆者等は、睡眠障害を訴えて来院した患者に対して不定愁訴カルテを使用して研究したところ、睡眠障害および睡眠障害に伴う不定愁訴に対する鍼治療の有効性が示唆されました。(詳細はこちら
 ここに、不定愁訴カルテの健康チェック表(pdfファイル)層別分類、重症度判定基準効果判定基準について紹介しますので、是非、鍼灸診療にご活用下さい。

※不定愁訴班紹介part1(こちらから)
※不定愁訴班紹介part2(こちらから)
※不定愁訴班紹介part3(こちらから)

※平成16年度・17年度の活動報告はこちら



不定愁訴班研究日
日時: 毎月第2土曜日 午後3時〜午後4時30分
場所: 春岡コミュニティーセンター
     名古屋市千種区春岡2−5−44 
     Tel.052-752-3523
内容: 不定愁訴に関する文献についての抄読会あるいは症例検討会